「ワシの言おうとした事が分からなかったかのう……?
お前はいつもどおりに彩十と接してくれれば良い、と。
ワシの所にお前まで来てしまったらいつもどおりじゃなくなるじゃろうに……」

「ババ様、悪いがこの里で一番権限があるのはオレだ。
二番目に権限のあるババ様の指図は受けない。
これは長としての命令だ。オレも此処に居させてもらおう」


更にその時が来た時、湖への同行を雪に。彩十の世話を月花に。

そして長の役割代行をババ様に。それぞれ頼んだ。雪と月花は素直に承諾してくれた。

だがババ様はまだご不満のようで。なかなか承諾をしてくれなかったが、

ある条件を理由に俺の滞在と代行を引き受けると言いだした。