「やっ……」

「ほら、気持ち良いだろう? って、もう果てたのか」


熱を吐きだした時も、この男はどこか楽しそうで。喰うってそっちの意味かよ!?

まさかこの俺が男に犯されるなんて思ってもいなかった。でももう大丈夫だろう。

これで全ては終わったはずだ。そう信じていたのに。

“長”はその手を休めずまた違う事をしだす。何でそんな場所をいじるのかが分からず、痛みだけを覚えていた。

強過ぎる快楽のせいで考える事もままらなくなって来た頃。


「やっ……やだ…………やめて!」

「これくらい我慢しろ。ほら、もっと声を聞かせろよ」

「あっ……あっ……」


そこからはよく覚えていない。覚えているのは足を広げられた事、

それからひわいな水音と、身体の中で感じる痛みと動く熱の塊。

“長”と一つになると言う形で俺は“喰われた”。

こんな喰われ方なら、まだ死んだ方がマシかもしれない。ゆっくりと意識を手放した。