数分にも感じたそれがようやく終わったかと思えば、“長”はまたニヤリと笑った。


「薬が効いて来たようだな。これなら思う存分に……」

薬? 俺はそんな物なんて口に……していた。あの飲み物のせいなのか?

こんなに身体が熱いのは。一体俺に何しようって言うんだ。人の身体をおかしくしておいて、何がおかしい?


「一体……なんのつもり、で……」

「何って、お前風に言えば“喰う”んだよ。オレからすれば儀式だな」


これが儀式だと? ふざけている。

でも一番今ここでふざけているのは、この変な身体だろう。こうなると分かっていたならば、俺はあの液体を飲まなかった。


「抵抗はしたければ良い。ただし出来れば、の話だが」


されるがままに着ていた白装束が全てはがされ、生まれたがままの姿にされ、

かなりの恥ずかしさを覚えるも……。胸をはう舌が、上下に動かされる熱の中心が俺を快楽へと溺れさせた。