永久の贄[BL]

「お待たせ!」

「別に待っていない」

「……起きたのか」


部屋に戻るとそこには寝ていた筈の海理が身を起こし、雪と月花と何やら会話をしていたらしい。

その会話をしている雪と月花はどこか楽しそうな表情をしていて。一体何の会話をしていたのだろう?


「全く、海理様ってば……」

「それならそうと早く……」

「すまなかった。こっちにはこっちの事情が……」


輪の中に入る事は出来なさそうだから、とっととおかゆを三人分……海理が起きていると思わなかったから、

また戻って海理の分をよそって、運んだ。昼に食わなかったからそれはもう大盛りで持って行ってやった。