君とれいんぼー

ごめんね、って謝ればいいのに
なんだかそれも出来ない

怜が鼻をすする音、雨音
時折車が水しぶきを上げる音

聞こえるのはそれだけ。


手を擦り、座り直し

何度も口を開いた。


けれど、声は出せなくて

きみの背中と自分の手を
交互に見つめていた。