「言ったら梨沙は俺を見る訳?」 「…え?」 言っちゃいけないような事を言ったのか突然柚真は手を離した。 「…何でもない。風呂とかは適当に使っていいから。用があったら横の部屋にいるから呼んで」 それだけ言って柚真は隣の部屋に行ってしまった。 柚真は一人暮らしだから部屋が余ってるみたい。 柚真、何考えてんの…? なんでこんな事すんのよ。 家がすぐ横にあるのに帰れないなんて…。