そして。 中三になって、初めて好きな人ができた。 けど、私は“あること”で、人を信じる事が出来なくなった。 あの時、好きにならなければ・・・。 私はどれだけ楽だったんだろう。 あんなに悲しむ事なんて、きっとなかった。 ********* 「おい。あれ、雫ちゃんじゃね?」 クラスの男子が言った。 その言葉を聞き、他の男子も窓から顔をのぞかせる。 みんなには、雫が私の妹だって気づいてはほしくない。 だから、私はクラスで内緒にしてる。 知ってるのは、唯一、美波だけ。