「…………にゃ?」 行き交う車を見つめていた。 ネアが目を見開き何かを凝視している。 「どうしたの?ネア」 真鈴の問い掛けには答えず、ただじっと正面を凝縮していた。 ネアの見つめる先に視線を向けると…。 「え!?」 赤信号の横断歩道の真ん中に男の子がいた。 その子はサッカーボール を追っかけて来たようだ。 .