昔とは…あたしが好きだった頃とは違いすぎる瞳。 どうして、そんなに暗くすさんじゃってるの? 「弟、熱出したから。家にいて騒いでるよりマシだろうってな」 「栄太くんが? …そうなんだ、大変だね…」 あぁ、と小さく頷いて黒板に目をうつす龍太。 その横顔は、どこか疲れたような…悲しげな表情に見えた。 「……」 荷物を置きに机にむかう。 イスをひく音が、教室に響いた。