訴えかけるような目で見ていたのかもしれない。
りんりんが瞬時に目を細め、あたしとかっくんを見比べた。
「……男共! ちょっと出ていきなさいな」
「は?」
「なんで?」
「いいから! はい、ごーよんさんにーいちぜろ!」
「早いわっ!」
ぶつぶつ文句を言いながらも、蓮くんがしゅっちゃんとかっくんを引きずって部屋を出て行った。
「りんりん…?」
あたしはその行動の意味がいまいち分からず、伺うようにりんりんに問いかける。
「なにかあった? 楓と…」
「えっ……」
優しく聞いてくれるりんりんに、思わず。
「う……」
…思わず、抱きついてしまった。
「ふあーんっ…!」
なんでかよく分からないけど。
嫌なことがあるわけでもないのに。
なぜか、涙が止まらなくなった。

