秘密のMelo♪y②*パリ編*


訴えかけるような目で見ていたのかもしれない。

りんりんが瞬時に目を細め、あたしとかっくんを見比べた。


「……男共! ちょっと出ていきなさいな」


「は?」


「なんで?」


「いいから! はい、ごーよんさんにーいちぜろ!」


「早いわっ!」


ぶつぶつ文句を言いながらも、蓮くんがしゅっちゃんとかっくんを引きずって部屋を出て行った。


「りんりん…?」


あたしはその行動の意味がいまいち分からず、伺うようにりんりんに問いかける。


「なにかあった? 楓と…」


「えっ……」


優しく聞いてくれるりんりんに、思わず。


「う……」


…思わず、抱きついてしまった。


「ふあーんっ…!」


なんでかよく分からないけど。

嫌なことがあるわけでもないのに。

なぜか、涙が止まらなくなった。