秘密のMelo♪y②*パリ編*




「か……っくん…?」



驚いて、心臓のドキドキも止まってしまった。

息も止まるかと思った。


「かっく……どう、し…」


どうしたの…?

そう聞こうとするのに、声が出ない。



なんで…。


…なんでかっくん、あたしを抱きしめてるの…?




「…んなんだよお前…」


「え…」


絞り出すように紡がれる言葉。

その声は、今までに聞いたことがないほどに切ないもので。


「なんでお前……そうやって俺を振り回すばっかなんだ」


…次第に、収まっていたドキドキが倍増して戻ってきて。


「お前が俺に笑うたびに、どれだけ言いたかったか」


……そして、そのうえ。


「……好きだ……真裕…」


……そのうえ、味わったことのない胸の締め付けを感じた。