秘密のMelo♪y②*パリ編*


「……何をやってんだお前ら」


「楓ぇーっ! あたしの真緒になんかしたんじゃないでしょうね!」


「ハア……」


なんかってなんだよ…。

こいつ相手になにができるっつーんだ。


「そうよ、あたしこのこと聞きに来たんだわ。こんなことしてる場合じゃない!」


なにもしてないくせにこんなことしてる場合じゃないって。

ヘンなやつ…。


「あ、待って。おうち帰ろうよ。もういいよね? ね?」


「たぶん。…つーか逆に長居する方がバレる」


どうせすぐ気付かれる。

早いとこ帰っといたほうが見つかんねぇだろ。


「じゃちょっと待っててね」


なぜかくるくる回りながらそう言うと、途端ピタッと止まった。


「……かっくん……携帯忘れたよ~!」


「ハア……」


なにもかも忘れてんじゃねぇよ。


「ほら」


自分のそれを取り出して、真裕のほうへ投げた。


「えへ。借りまーす」