どうもあたしは、それから朝まで眠ったらしい。
ぱちっと目が覚めたら知らない天井が見えてびっくりした。
「こっ……ここはだれっ。わたしはどこっ!?」
「動揺してるんだか冷静でボケてるんだかどっちだ」
動揺してますとも。
それはもう動揺してますとも。
「……あれ。今かっくんの声がどこかから」
幻聴まで聞こえるとはいよいよだな。
どうしよう。……寝よう。
「寝るな」
「……」
「……熱下がったな」
ぴとっとあたしのおでこに触れるかっくんは……どうやら本物。
「!」
ぐゎばっと抱きついてみた。
「……あいたかったっ」
「……」
「……」
「つい数時間前まで会話をしていた気がするが?」
「……」
そうでしたかな。
「ところでここはどこ?」

