――真裕(真緒)サイド――
「で……ここどこ?」
落ち着いてよく考えてみたら、全然知らない場所に全然知らない綺麗なおねーさん。
綺麗なおねーさん…なのに、お母さんみたいだった。
笑顔が、手が、胸が。
お母さんと一緒だった。
「かっくんのにおいがする」
この部屋かっくんのにおいがするよ。
おねーさんからもかっくんのにおいが…。
「あ! かっくん!」
「……」
「かっくん? 楓のこと? きゃ~っやだ可愛い!!」
「きれえなおねーさん」
「まっっ❤やっだぁあたしなんてもうおばさんよ~♪こーんな息子がいるんだものうふっ」
むす……こ?
むすこ?
「…………息子?」
え、誰のこと?
…かっくん? え、かっくんなの?
「……かっくんここはどこですか」
「うち」
「このきれえなおねーさんはどなたですか」
「母」
「……はっはははははは」

