秘密のMelo♪y②*パリ編*


―――……

「ありがとうございましたぁ」


「いいえー。お大事にって伝えといてね。それからまた遊びに来てね♪色々お話聞きたいし」


「そうしま~す」


なぜかついてきた花梨がにこやかにそう言い、去っていく車に手を振った。


「おっっっっかえりーーーーっ❤❤❤」


「うるせぇ。起きたらどうしてくれんだ」


またパリに帰るとか言い出して…熱のある体で大暴れすんぞ。


玄関で待ち構えていたらしいお袋に言ってため息を落とす。


「あっらーごめんごめん。…んまーんまーホントに真裕ちゃんだわ…❤本物なのね! 楓でかしたっ」


ぴんっと指を鳴らして足取り軽くリビングに引っ込む。


「部屋に連れて行って寝かせてあげなさいねー? 色々持ってくから!」


…俺の部屋に寝かせろと?

別にいいけど…。


気付かれなかった花梨も一応連れて二階に上がった。


「…あんまり……似てないのね」


「うちの両親はどっちもああだ」


「まあ…容姿からしたら明らか親子よね。てか姉弟にも見えるわ。お母さんわっかーい」


花梨が感動している傍らベッドに真裕を寝かせ、頬を伝う涙か汗か…。しずくを拭った。