秘密のMelo♪y②*パリ編*


なんとか納得させようと、何度も自分に言い聞かせた。




「あっ。ここここ~。こんちわーっお久しぶりでーす」


一つの店を指差すと、帽子とめがねを取って中に入る真裕。


「Fujimine! Je suis après
 une longue absence!」
(藤峰様! お久しぶりでございます!)


「Je suis venu acheter un
 éclaboussement, vêt aujourd'hui」
(今日はねー、お洋服買いに来たの)



「な……何語?」


「フランス語に決まってんだろ」


「ぺーらぺらぺらってゆうとるようにしか聞こえん」


逆にそう聞こえるお前の耳が珍しい。


「真緒ー、あたしフランス語わっかんねぇわよ」


「だいじょぶだいじょぶ」


へらっと笑いかけてそう言うと、「琥珀は抱っこしててね」となぜか俺に向かって言い、洋服を物色し始めた。


「あ、これ可愛い。わんぴーすだ」


「この色が似合うんじゃない? ね、ほら!」


「でもちょっと暑いよ」


「確かに、もちょっと涼しくなってからかしらねー」



「…俺ら何しに来たん?」


……今に見てろ。

荷物持ちにされるだろ、花梨に。