――楓サイド――
「…んでっ?」
「は?」
…こいつまでなんだ?
妙にハイテンションの花梨と不思議がる真裕の後ろを歩く、俺と修平……と、琥珀。
気持ち悪いくらいの笑みを浮かべながら、修平が聞いてきた。
「実際のとこどうなん?」
「なにが」
「真緒たん❤」
「……」
どう…。
……どうなんだ?
いや、マジで。
あいつって……俺の?
「たぶん…」
「たぶんてなんやねん」
いや、たぶん俺の……だと思うんだけど。
なんせ何一つ互いの態度も関係性もなにもかも変わらないもんだから、微妙だ。
元々「好きー!」とか当たり前のように言ってたし…。
元々「かっく~ん!」…っつって当たり前のように抱きついてきてたし…。
「あいっかわらず煮え切らんなあ」
空港でのやり取りを知らない修平からすればまあそうだろう。
(たぶん)もう正真正銘真裕は俺の(だと思う)。

