秘密のMelo♪y②*パリ編*


――楓サイド――


食事から二時間ほど。

例によって真裕はご就寝だったりする。


「……」


しかも俺の腕の中で。


ベッドに腰掛けているともぞもぞと足の間に入り込んできて、すっぽり収まったかと思うと五秒で寝やがった。

梨音やなんかより寝つくまでが早い。



「きゅん?」


「…おいで」


「わんっ」


「しー…」


琥珀はなんだかんだでやっぱり真裕に懐いている。

本人、「りんりんのがりんりんのがいいんだね琥珀…」とか嘆いてたけど…。


「う…ん……」


「…! 真裕…?」


「んうー…」


ぐっと眉を寄せて目の端から涙を流している。

夢でも……見てるのか…?


「真裕…」


「っふ……お母さんー…」


「……」


…母親の夢……か…。