は? 今何てったこの人。
分かんなかった……とか言わなかった…?
「いやーあんな? やっぱマフィアは裏社会のことしか分からんとさ。探偵社にでも依頼した方がいいのかな?」
「……」
「真緒たんパパ…。その報告いらんで…」
「てかマフィアなんかに依頼する方が最初からおかしいわよ」
「……」
なんだとこのおやじ。
「と……」
「ん?」
「とーさまのっ…ばかっっっ!! どっか行っちゃえ!」
「がああんっ!?」
わざとらしく打ちひしがれる父様を突き飛ばして、ダダダッと廊下を駆け抜けた。
「あああ! 待ってくれまおや~!」
「遠慮して言うてもパパ悪いで」
嘘よきっと嘘よ!
お母さんが病気なんて嘘だわ!
きっとあんな父様に愛想尽かしたのよ!
…愛想……尽かしたの…よ……。

