秘密のMelo♪y②*パリ編*


ダダダダダッと屋敷内を駆け回り、彼を探した。


「野木さん野木さん野木さん野木さ…」


―どおんっ


「……いにゃい…」


だ、誰かにぶつかったぁ。

痛いよ~…。


「だ、大丈夫ですかお嬢様! 申し訳ありま…」


「あっ野木さん! ちょうどよかった野木さん今車出せる!?」


「は……え、ええまあ…問題ありませんがどうなされまし…」


「お願い今すぐ出して!」


「へ…は、はっ。承知いたしました。では準備を」


今度は今度はうちのじゃなくて普通の飛行機だよね?

じゃ空港だ!




いつの便だとか。

何時に着くのかとか。

もしかしてまた報道陣が囲ってるのかとか。


気にするところはいっぱいあったけど、気にしてられなかった。

ただかっくんが来るってだけでもう、いてもたってもいられなくて、じっとしていられなくて。

なんでもいいからできるだけ近くに行きたかった。