――そんなやり取りの次の日だった。
ピルルッとりんりんの携帯が鳴り、電話を取ったりんりんは次第に笑顔になっていった。
「そう! 分かったわ。あんたは? …まあそうね。じゃ一人で待ってなさいな、ふふ♪じゃあね~ん」
ご機嫌で電話を切ると、ぽけっと見ていたあたしにりんりんが抱きついてきた。
「真緒~! よかったわねぇ~❤楓が来るわよ!」
「え!」
かっくんが!?
なになにそれなにそれ!?
「蓮二からだったのよ。でね? 気が付いたら日本発ってたってさ。らしいわよね~」
「……」
「ほんまか? 照れ屋やな~あいつも。…あん? ほんならあいつは? 蓮二は?」
「どうせすぐあたし達も帰るし、面倒だから日本にいるって」
「ふーん。まあそうやね」
「……」
「…あら? 真緒?」
かっくんが……来る…。
会える。やっと、会える…。
―ぴょーんっ
「ああっ! 真緒ーっ」
猫が飛び降りるような勢いでベッドを降り、一応お客様である二人をほっぽって部屋を飛び出した。

