もはや携帯用ではないそのテレビの画面を指差して「これ!」を連呼する父様。


「本当なの?」


「わ、私に聞かれても…」


「じゃ誰に聞くの」


「……」


父様とあたしが知らないでどうするの?

本当なの? これ……。


「真緒…?」


心配そうな面持ちで聞いてくるりんりんに答える余裕もなかった。

たった今聞いたそのニュースは、あまりに衝撃的で。

信じがたく……信じたくないもので…。




嘘だよね…。



「嘘……だよね…」











お母さん――……。