「女なんて腐るほど居る。幸いにも俺は外に出ていいらしいからそこら辺の女に身籠らせてくるよ。金目当てで寄ってくる女なんか沢山居る」
そんな女を何人見てきただろう。
すると、突然東原千春は立ち上がった。
目に涙を溜めながら。
「ダメだよ!」
「…は?」
「他の人に身籠らせるって…、そんな愛がなく産まれてくる子どもが可哀想だよ!」
…どうしたんだ、いきなり。
東原千春は眉毛を上げて、俺を睨みながら叫ぶ。
「じゃあお前が産むのか?」
「…私は産むつもりはないです…」
…そうか、そういうことか。
「……あんたも金目当てか」
「え?」


