翔君の言葉に私は目を見開く。 まさかそんなことを言ってくれるなんて思ってもいなかったから。 また涙が出そうになるが、必死に踏ん張る。 踏ん張っていることに気づいたのか、翔君は静かに私の手を握ってきた。 それをまた私も握り返す。 そして2人でおじさんを見つめた。 今言った言葉を覆す事はない、というような真剣な瞳で。 すると。 すると突然おじさんが口を手で押さえながら吹き出した。 そして腹を抱えて笑い出す。