それは翔君も同じだった。 波留さんの本当の姿を聞いて、目を丸く開けて波留さんを見つめている。 「波留…そうだったのか…」 おじさんを挟んで翔君が波留さんに呟く。 その声はいつもの声では無く、少し震えていた。 きっと翔君はずっと付き添ってきた波留さんの正体を知って信じられない気持ちでいっぱいなんだろう。 「…はい。今まで騙してすみませんでした」 波留さんは笑顔を見せず、真顔で小さくお辞儀をして翔君に謝った。