今の波留さんの格好は、高そうな着物を着て、下駄を履いている。 いつものスーツの姿からは想像もできない姿だ。 …え?波留さん…? まさか、あの厳つい男の人達は波留さんの味方? 私は小さく首を傾げる。 「若、全員揃いました」 波留さんの後ろに居た若いヤクザみたいな男の人が波留さんに耳打ちで呟く。 ………若? 「そうか。わかった」 それに波留さんは平然と答え、またおじさんに目を向けた。 私もおじさんの方に目線を向けると、おじさんとスーツの姿の男の人2人しか取り巻きが居なかった。