閉めたと同時に横を向くと、扉の横に見覚えのある人が立っていた。 ビックリして一瞬、息をするのも忘れてしまう。 「……真島」 翔君が静かに呟く。 ──そうだ、思い出した。 1年振りの再会でうる覚えだったが、この人はおじさん、翔君のお父さんの付き人の真島だ。 そうとわかれば、私も翔君も真島を警戒する。