「2つ目、…家族には会わないこと」 「え……」 その言葉で赤面から一気に熱が冷めた。 家族に会ったら駄目なの…? 「…どうして…」 「わからない…。だけど…」 「…わかりました」 波留さんにどうして、と聞いてもどうなる訳じゃない。 承知するしかないんだ。 「3つ目は必ず今日中に家に帰ることだ。1分でも過ぎることは許さないらしい。あと、逃げることを考えるな」 …逃げること…。 わかってる。 おじさんからは…逃げられないことくらい─…。