本当に、本当に嬉しい。 いつもはベランダまでしか外の風景を見られなかった。 当たり前の事なんだけど、こんなに外に出れることが嬉しいんだ。 「…だけど、色々と条件がある」 「条件ですか…?」 「あぁ。 まず、翔様と過ごすこと。これは絶対らしい」 翔君と!? それって…デートって事だよね…? わぁあぁ。 頭の中で混乱してしまい赤面してしまう。 脳が沸騰してしまいそうだ。