翔君、私ね、何故だかかわらないんだけど今ね、 ───幸せなんだ。 最初は嫌で仕方がなかったけど、今は楽しい。 もちろん、外にも行きたいし、仕事にも行きたい。 家族にも会いたいし、友達にも会いたい。 だけど、翔君と居ると落ち着くんだ。 私は知らない内に 辛い恋の入り口に立ってしまったのかもしれない。 女嫌いの翔君の事───……。