天神学園高等部の奇怪な面々

「Three!」

ソフィアはカウントを開始した。

駆け引きでも脅しでもない。

こちらが本気である事を、黒服達に知らしめる必要があった。

「Two!」

続ける。

黒服の足は止まらない。

一人がシーを踏みつけている間、もう一人がソフィアににじり寄ってくる。

「One!」

最後だ。

止まる気配のない黒服。

仕方ない。

制服のブレザーのポケットに携帯が入っている。

それを取り出し、仲間の誰かに連絡する。

生徒会長の月なら、迅速に対処してくれるだろう。

そう思ってポケットに手を突っ込んだ直後。

「っっっっ…」

ソフィアの顔面が蒼白となった。

(しまったですわ…携帯は鞄の中に…!)