天神学園高等部の奇怪な面々

『お前の手で聞き出してみよ』

それは即ち、アスラからの宣戦布告であった。

「…!」

アリスカの表情が変わる。

ドラグノフのグリップをしっかりと握り締め。

「?」

彼女はアスラの目の前で踵を返して逃げ出した。

戦端を開いたのは彼女の筈。

なのに逃げるとはどういう事か。

(…まぁよい)

追うでもなく、アスラはゆっくりと歩き出す。

彼とて好き好んで戦いたかった訳ではない。

降りかかれば火の粉は払うが、敢えて火の粉を降りかけて欲しい訳ではないのだ。

争いにならないのなら、それに越した事はない。

このまま下校しようと踏み出した瞬間。

「!!」

アスラの足元で弾丸が弾けた。