アリスカが報告を終える頃。

「は?」

電話の相手は、別の話を切り出してきた。

アリスカに与えられている任務の話。

その任務に関する新しい情報が入ったというのだ。

「……」

黙したまま、話を聞くアリスカ。

その表情が、どんどん驚愕の色に染まる。

「何ですって…シファ・クロナが…ですか…?」