「…毎朝一緒に学校に行きたい」
「えっ?」
「それで、お弁当も一緒に食べたい。でもいつも2人きりだったら、楓とサクが拗ねるから、たまに4人で食べるの」
「皐月……」
瞳を閉じれば、まぶたの裏にみんなでお弁当を囲んでいる様子が浮かんでくる。
とても楽しそうに。
「それから、鏡夜と一緒に手を繋いで帰りたい。ちょっとだけ遠回りして、ゆっくり帰りたい」
私が立ち止まると、鏡夜も立ち止まる。
ゆっくりと鏡夜を見上げ、言葉を紡ぐ。
「文化祭も一緒に回りたい……他にももっとあるけど、言い切れないや。でも鏡夜。私ね……」
あ、れ…?
何だか鏡夜の顔が歪んで見える。
「私ね……っ、きょぅやと……」
カッコ悪い。
どうしてこんな時に泣いちゃうんだろう。

