何だろう、この違和感は…
しこりのように私の胸に残る楓の言葉。
そんな私を置いて、楓は話を続ける。
「じっと俺を見つめる瞳に、俺は一瞬で心を奪われたんだ。俺が護ってやりたい、護ってやらなきゃって」
何、これは……
これじゃあまるで……
私が答えに行き着く前に、楓が言葉を紡いだ。
「そして、皐月と想いが通じた時、あぁ、やっと手に入ったんだ。やっと皐月の傍にいてやれるんだって」
ハッとして体が強張る。
まさか、楓……
これって…
「ずっと俺が護っていける」
やだ……
こんなの、やめて……
「………っ…」
がたがたと体が震え出す。
嫌々をするように、ゆっくりと首を振った。

