そんなことを思いながら、まだ息を荒くしている背中をゆっくりと撫でる。
腕の中の温かい存在を感じながらそっと目を閉じる。
――――鏡夜。
ふと名を呼ばれ、目を開ける。
視線を落とせば、はにかんだように笑っていた。
――――大好き。
そっと囁くようなつぶやきに、小さく笑う。
そして、少し屈んで膝の裏に腕を差し込み、素早く抱き上げた。
小さな悲鳴を上げながら、俺の首に腕を回すその耳元で。
甘い言葉を囁く。
“愛してる”
と――――。
その後の、照れ隠しのために俺の胸に顔を押し付けてくる仕種が可愛いくて、俺はそっと頭にキスをした。

