くすりと笑い、顔を近づければ、大きな瞳をより大きく見開く。
――――鏡夜!もうしなぃっ……
抗議をするその唇を塞いでやれば、甘い吐息を漏らす。
ふっと体の力が抜けたのを感じ、ぐいと腰に腕を回す。
夢中になって口づければ、小さな体で必死に俺に応えようとしてくれる。
――――…っきょぅ、ゃ…
キスの合間に俺の名を呼ぶ声も。
キュッと俺の胸にしがみつく手も。
俺に少しでも近づくために背伸びをする足も。
この少女のような、小さく可愛らしい人のすべてが、愛おしい。
護ってやりたい。
そう思う。
長いキスを終え、俺の胸に体を預ける愛しい人を、このまま奪い去ってしまいたい。
誰の目に入れることもなく。

