*鏡夜Side*
そっと目の前の家を振り仰ぐ。
何度も通った、優しい香りのする家。
そして、いつも暖かく迎えてくれる柔らかい笑顔。
―――――鏡夜っ!
抱き着かんばかりの勢いで飛び出してくるのは、俺の愛しい人。
俺より小さなその人は、いつも俺を見上げて、ニッコリと笑ってる。
――――来てくれて、ありがとう。
ふらりと突然俺が現れても。
そうやって、いつも同じ言葉と笑顔を俺にくれる。
どんな時でも、俺を受け入れてくれた。
それが嬉しくて、俺はその可愛らしい唇にキスを落とす。
甘く、柔らかい唇に触れると、もっともっと触れたくなる。

