いつか、きっと。





チクタクと時計の針が時間を刻んでいく。



永遠とも思えるその長い沈黙に、軽いため息がもれる。



それを見計らっていたかのように鏡夜は笑った。





『――――うん…』





“ありがとう”



そう言い残し、鏡夜の気配がふっと消えた。



その瞬間、ぷつんと緊張の糸が切れ、私は声を上げて泣いた。



どうしようもなく苦しい。



鏡夜が離れていくのに、私は何も出来ない。



無力で非力な自分の弱さが恨めしい。





「きょぅ…っ」





ただ傍にいてくれるだけでいいのに。



それさえも、鏡夜は許してくれないの?



溢れ出す涙が、頬を濡らし、枕を冷たく濡らしていく。



鏡夜―…



もう一度。



一度だけでいいから、ぎゅっと抱きしめて。