そんなサクの横顔を見て、目の前のソフトクリームを見つめた。
暑さのせいで溶けかかっている。
ゆっくりと顔を近づけ、ペロッ…と一口舐めた。
濃厚なミルクの味が、口いっぱいに広がる。
「――――…うまいか?」
サクの声にふと顔を上げる。
黒い瞳がじっと黙々と食べ進めていた私を見つめていて、口に含んだものをコクンと飲み込んだ。
「…ん、とってもおいしいよ」
笑いながらそう返すと、そうか…とサクが小さく笑った。
その顔を見て、手にしたソフトクリームをずいっと差し出す。
そんな私の行動に怪訝な顔をするサク。
「だから、サクも食べてみて?」
「は?俺?」
サクは一瞬キョトンと目を丸くさせ、そして露骨に嫌な顔をした。

