「うーん…やっぱりまだ熱っぽいなぁ」
苦い表情を浮かべ、楓が私の額に額をくっつける。
「もう大丈夫だよ」
「……どう思う?」
少しの間のあと、ちらりと私の後ろに立っているサクに問いかける楓。
目だけで振り向けば、私のことをじっと見つめていたサクが結んでいた口を開く。
「――――……とりあえず様子を見るしかないな。皐月、辛くなったら俺か楓に言えよ?」
その言葉に大きく頷くと、滲んだ汗がぽたりと落ちた。
それを見た楓が、スッと私の前にタオルを差し出した。
「ありがと」
それを受け取り、首にかけた瞬間。
ピリリリリッとけたたましい機械音が辺りに響いた。

