クラスの友達とかからじゃなく、サク自身が心配してくれてたんだ。
でも、それを素直に受け取らなかった私が腹立たしかった。
そうでしょう?
「ほかの人とかじゃなかったんだよね。分かってるよ」
後で考え直したんだ。
サクがあの言葉で、私に本当に何を言いたかったのか。
きっと、こうゆうことだったんだよね?
サク。
「……鬱陶がってるとは俺だって思ってなかった」
私から視線を外し、サクはまた瞳を細めた。
「ただ、お前があの時俺の腕を掴んだろ?見たこともねぇくらい、必死に」
強く握りすぎて、サクの腕に形が残ってしまったことを思い出し、慌てて右腕に視線を走らせる。

