一羽の鳥が私の視界に移り込み、消えた。 「あと、雪も好き。でも見るのだけ。寒いのは嫌だから」 私がそう言うと、鏡夜は笑った。 「雷は何だかぞくぞくするけど、嫌いじゃないよ」 『俺にしがみついて離れなかったのに?』 「あの時はちょっと怖かったの」 意地悪。 むぅ…と頬を膨らませながら、隣の鏡夜を見る。 口元に微笑を浮かべながら空を見上げてる鏡夜。 きっともう、私が何を聞こうとしているか分かってる。 『そうだなぁ……』 少し考え込むように、瞳を細める。