「鏡夜、どうするの?」
『ん?』
「私が学校に行ってる間。家にいる?」
あまり学校には行きたくないんだけど……
鏡夜が行かないとダメっていうから。
『ついていくよ?』
「へっ?」
『俺も学校に行く。皐月についていくよ』
そう言うと鏡夜は体を起こし、ベッドからするりと抜け出した。
「えっ!?」
慌てて飛び起きる。
ドアの前で鏡夜は振り返り、柔らかく微笑んだ。
『平気だよ』
私が言おうとしていることが分かっているように、鏡夜が口を開く。
「で、でも……」
素直に“うん”なんて言えない、言える訳ない。

