スノードロップ






爆破予告。


国会に入った議員はまだ半分以下…



議会は始められない。




爆破予告を見てからか国会に来る議員はいない





けれど 朝早くに大臣や 水前寺総理は来てしまった





標的は俺みたいな議員でなく上の大臣






「水前寺総理もえらい目におうたなぁ…。今日くらい寝坊したら良かったのに、」



「全くだな。」





1時に爆破。誰か一人外に出たらどこかを爆破する




てことは監視されてる






企んだ人間はこの議員の中にいる



捨て身…。もしくは自分だけ助かる方法があるか…






「探偵ゴッコするつもりなん?止めとき止めとき…、下手したら殺られるわ」



「…ただ死ぬのを待てばいいのか」



皮肉っぽく言うと高遠は ははっと笑った




「まさかぁ、なぁ蒼井。さっきおった水前寺さん居らんなったなぁ、どこに行ったんやろなぁ?」




「……、花柳。」





「…議事堂は便利やなぁ、電話あるし、抜け道ゆうもんもあるらしぃし…ま、そこも通られへんやろなぁ…」



高遠は爆弾があるからなと声を出さずに笑った