『ご機嫌だね。司…』 「まぁね…」 朝一番で花柳から電話が来た。 『さしずめ君は花を手に入れたのかな?…良かったね、病気になって』 「遠回しに言うのはやめないか、花柳」 はははと彼は笑っていた 『司。いずれ捨てる花なら僕にくれないか、』 「一ノ瀬さんか。お前…欲しいのか」 そうだね と花柳は呟いた。 「…好きにしたらいいさ」