「お前かて…いずれは忙しくなるんやから、ちゃんと遊んどかんと。」
「だからってお前とキャバクラ巡りは断る。俺は無駄な金は使いたくないんだ…」
貧乏くさい男やと高遠は肩をすくめる
「なんとでも言え…」
「もしかして、お前だれか好きな子ぉでも出来たんか?」
「……」
-子供を嫌いな親なんていません
高遠はタバコを吸い殻入れに押し当てながらふぅんと笑った
「なんや図星か…?相手は…もしかして…お前が前に電話した時に話したイチノセさんとかいう娘かなぁ…」
「高遠」
人のいる場でむやみやたらに彼女の名を出して欲しくない
ただでさえバレたら危ういのに…
「そんな睨まんと、誰にも言わんて…。」
怖い怖いと高遠は冗談まじりに言っていた
〈目線終わり〉

