「…紅々ぅ~」




「るみ。なぁに…」



るみが うーんとうなりながら言った



「なんか落ち込んでる?」



「…ちょっと疲れてるのかもな。なんか…色々ね」



「あんまり無理しない方がいいよぉ。せっかくの春なのに」



るみは窓を指差した

春か…