「…」 -祖父…の司郎様がいた頃には舞踏会もあったみたいだけど… ふと 司さんが風邪を引いたときに行った舞踏室の景色が浮かんだ 古いレコード まだ磨けば光りそうなシャンデリア 綺麗な床 きっとその場所で何回も舞踏会に出たであろう亡き司郎様… あの時、司さんは自分の父親を探してたのかもしれない 昔 そこで笑っていた司郎様を 「…なにか難しい事を考えてる?」 「え…いや……」 司さんは そうと呟いた 司さんはわかってると思う けど聞かない…。 あなたは優しいから…