コンビニの買い物カゴに、手当たり次第の食べ物をいれていく。 さっきまで空っぽだったのに、十分も立てば、ずっしりとした重量が私の片腕にのしかかった。 「お弁当温めますか?」 「お願いします」 店員の、ありがとうございましたー、を背に、 私は明るい店内から、真夜中の外に出た。 突き刺すような冷たい風を頬に感じながら家路を急いだ。